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快適生活研究所情報 2007年06月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)走れ!自転車図書館 地球環境の破壊に立ち向かう青年

京都議定書の約束期限が2012年に迫っています。先に発表された専門家会議で示された最も高いレベルのCO2が排出された場合、世界の平均気温は、18世紀産業革命前に比べ4.9〜6.1度まで上昇するそうです。日本では1300km2に影響し、約1000万人に被害が出ると予測されています。いよいよお尻に火が付いてきて、これまで無関心を決め込んでいた米国や中国も取り組みに前向きになってきました。

先般金田一耕助のようなかっこうをした28歳の青年が、自転車で水車のような本箱を引っ張りながら全国行脚している姿をテレビで見ました。彼は「百年の愚行」という本に大きなショックを受け、全国の図書館にこの本を置いてもらおうと思いつめ、こうした行動に打って出ました。この本に掲載されている約100点の写真には人類が地球環境に及ぼした数々の愚行が映し出されています。「百年の愚行の紛れもない共犯者である私たちは、猛省と共にこの百枚の写真を見つめ直さなければならない。そして、その画素では写し出されてはいない愚行の本質を思索すべきである」。彼は今千葉県を走っているとか。箱舟を作ったノアのような勇気ある愚行?にエールを送りたいと思います。

(2)アンパンマン生みの親 やなせたかしさん

私の孫はこの前までアンパンマンが大好きで、会うと必ず何度も何度もアンパンマン、バイキンマンと話すのです。ビデオを一緒に見ていると私まで好きになってしまいました。生みの親のやなせさんは今年米寿(88歳)を迎えられましたが、とっても気持ちがお若い方で、今年は恋でもしようかなと冗談を言っておられました。

アンパンマンは34年前、月刊絵本キンダーブックに掲載されましたが、出版社からは「こんなくだらないものは止めてくれ」とぼろくそ。ですから何も広告にお金をかけなかったそうです。ところが2,3年すると2,3歳の幼児達の圧倒的な人気者になり、88年にはアニメ化する運びとなります。大人の目は節穴? 始めはアンパンマン、ジャムおじさん、バタコさんぐらいしか登場人物はいなかったそうですが、連載が進むにつれ、しょくぱんまん、カレーパンマンが登場し、敵役としてバイキンマンが登場するようになりました。スーパーマンのようなかっこいい名前ではなくアンパンマンにした訳は、「飢えた子供たちを助けるのは鉄砲でもミサイルでもなくアンパンじゃないか」とのお考えで、それにあんこが入っていて美味しいし、持ち歩きに便利で、音の響きもいいということで決まったそうです。バイキンマンは食事の時に気にするのがバイキンということで生まれ、やなせさん自身いいキャラクターだと気に入っておられます。私も憎めない愛嬌のあるバイキンマンが大好きです。やなせさんは「人間は無菌室では生きられないし、バランスがとれた健康こそ大切で、人はバイキンと闘うことで健康になれるのですよ」とおっしゃっていました。アンパンマンが傷つき倒れるのは、正義を行うには自己犠牲が伴うこと。それを覚悟しないと正義は達成されないからだとおっしゃっていました。この漫画には深い意味が隠されていたのですね。やなせさんの生きがいは人を喜ばせることだそうです。いつまでもお元気で活躍して頂きたいですね。

(3)MAMORUKUN豆知識はお休みします。