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快適生活研究所情報 2012年7月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)愚かさの再発見 町田 宗鳳氏

 町田氏は14歳で出家し20年間臨済宗大徳寺で修行生活を送られ、34歳で渡米してキリスト教神学を学ばれています。宗教学者として米国やアジアの大学で教えられ、現在広島大学大学院教授を務めておられます。特定の宗教によらない独自の実践活動にも力を注がれています。今の時代こそ「愚者の知恵」が必要だとおっしゃいます。究極の理想的人間像を「痴聖人」とし、神に近い聖人を理想とするキリスト教と一線を画しています。大徳寺での生活は理屈の通らない世界で早朝の雑巾がけや庭掃除に始まり、学校が終わると飛んで帰って野良仕事をし、夜は座禅をする毎日。ところが米国では全てが理詰めで、理論を語らないと通用しません。慣れない英語で言わなければならないというストレスで円形脱毛症になったそうです。十数年いた米国生活の中で「あいまいな文化」の良さに気が付かれました。「イワンのバカ」という話の中で、イワンは強欲な兄たちに財産を取られますが、それを全く気にしないで野良仕事に励みます。ひょんなことから王女と結婚し国王になりますが、宮廷での生活は楽しくないと王妃と一緒に野良仕事に戻り幸せな生活を送るという話です。このイワンの行いは仏教では下座行といい、陰徳を積んで托鉢する修行に通じていますし、キリスト教でも下座行為が礼賛されています。「真の知恵は宗教の違いを超えていると気付きました。それを仏教では慈悲と言い、道教では道と言い、儒教では仁と言い、キリスト教では愛と言います。言葉は違うけど真の知恵を身につけた人は皆同じ世界に魂を羽ばたかせているのではないでしょうか。別に学問もいらないし、特別な修行もいらない。ただの人でいればいい。損得勘定を超越した自由な世界、それが愚かさの世界です。」現代の痴聖人としてマザー・テレサを上げておられます。インドのコルカタのスラム街に身を置き、貧困に苦しむ人々に尽くされたマザー・テレサはまさに一切の見返りを求めなかった人です。ヒンズー教からカトリックに改宗しなさいとは誰一人としておっしゃっていません。まさに無心、無我のお心で人々を助けられました。近代文明は「分裂の文明」だとおっしゃいます。人間と自然の分裂、科学と宗教の分裂、個人と共同体の分裂、そして心と体の分裂。その融合をはかるにはどうすればいいか。町田氏は「生きがいの往復切符」を提唱されています。日常空間と非日常空間を往復することが生きがいに繋がると。家庭とも仕事とも関係のない場を持つこと、少年少女のようなワクワク楽しむ時間を持つこと。こういう時間こそが愚かさの時間だと。要は非日常空間に自分を遊ばせることが大事だと結ばれました。

(2)「まもるくん」の除菌力を再発見

 梅雨に発生しやすいカビや水虫。台所の生ゴミ臭も気になる季節です。「まもるくん」はカビ菌の増殖を抑制します。また池上二郎博士の研究によると皮膚科の分野でも水虫などの原因となる真菌に対して、毒性も少なく、優秀な薬効を持っていることが分かりました。最近季節を問わず発生するノロウイルスも「まもるくん」を30秒以上噴霧等で接触させますとウイルスの96%以上を不活性化することが出来ます。「まもるくん」はヒノキチオールを主成分にした天然成分100%の安心・安全な除菌・消臭液です。まだお使いでなければ是非お試し下さい。