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快適生活研究所情報 2004年07月号

弊社経営理念
信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)景気 良いの、悪いの ?

景気は回復基調にあるようです。各種景気指標は過去半年以上上向きですし、大手の経営者の景気判断も50%以上が楽観的なものに変化しています。でも都市部と地方では大きな較差が生まれています。景気が良くなっているのに何故か失業率が余り改善されません。リストラ(弱者切捨て)による経費節減効果で増益している企業も多いと聞いています。生産は人件費の安い中国へどんどんシフトしています。国内生産が減少すれば人は要りません。新卒者の就職率も改善されません。反動としてフリーターが420万人もいます。その内30%以上がリストラで仕方なくフリーターをしていると回答しています。我々庶民が「景気が良くなった」と実感出来ない景気回復の声は奇異に感じて仕方がありません。皆さんは景気が良くなったと感じられますか。

今月は参議院選挙です。年金問題、自衛隊の多国籍軍への参加、憲法改正問題等大切な問題が国民の審判を待っています。棄権しないで大切な国民の権利を行使しましょう。

(2)昨年の出生率 1.29 自殺者は?

厚生労働省は5月10日、日本人女性が産む子供の数の平均数を示す2003年の合計特殊出生率を発表しました。出生率は戦後最低だった02年の1.32を下回り1.29となりました。生まれた子供の数は約112万4千人で約3万人減少し、99年に統計を取り始めて以来最低、年金改革法が前提とする予測を大きく下回っていますが、同省は年金制度を今すぐ見直す必要はないとしています。

離婚件数は約28万4千組で過去最高だった前年よりも約6千組減りました。自殺者の数は約3万2千人で過去最高となりました。自殺者の中には借金を払うために亡くなった経営者が多数含まれています。弱者切捨てはこういう所に影を落としています。

北朝鮮に拉致されたご家族のお子さん達が(曽我さんを除く)やっと帰国されました。拉致問題は核問題よりも小さい問題だと言う人がいます。一人の生命を大切にしない人が多くの生命を大切にするでしょうか。本質は一緒だと思うのですが。最近知人から頂いた生きることの素晴らしさを歌った心に沁みる詩を皆様にお贈りします。

病気になったら

病気になったら、どんどん泣こう
痛くて眠れないといって泣き、
手術がこわいといって涙ぐみ、
死にたくないといって、めそめそしよう
恥も外聞もいらない
いつものやせ我慢や見えっぱりをすて、
かっこ悪く涙をこぼそう
またとないチャンスをもらったのだ
自分の弱さと、思い上がりを知るチャンスを !

病気になったら、おもいきり甘えよう
あれが食べたいといい、
こうしてほしいと頼み、
もう少しそばにいてとお願いしよう
遠慮も気づかいもいらない
正直に、わがままに自分をさらけだし、
赤ん坊のようにみんなに甘えよう
またとないチャンスをもらったのだ
人の情けと、まごころに触れるチャンスを !

病気になったら、心ゆくまで感動しよう
食べられることがどれほどありがたいことか、
歩けることがどんなにすばらしいことか、
新しい朝を迎えるのがいかに尊いことか
忘れていた感謝のこころを取り戻し、
見過ごしていた当たり前のことに感動しよう
またとないチャンスをもらったのだ
この瞬間に自分が存在しているという神秘、
いのちの不思議に感動するチャンスを !

病気になったら、すてきな友達をつくろう
同じ病を背負った仲間
日夜看病してくれるひと
すぐに駆けつけてくれる友人たち
義理のことばも、儀礼の品もいらない
黙って手を握るだけですべてを分かち合える
あたたかい友達をつくろう
またとないチャンスをもらったのだ
神様がみんなを結んでくれるチャンスを !

病気になったら、必ず治ると信じよう
原因がわからず長引いたとしても
治療法がなく悪化したとしても
現代科学では治らないと言われたとしても
あきらめずに道をさがし続けよう
奇跡的に回復した人はいくらでもいる
できるかぎりのことをして、信じて待とう
またとないチャンスをもらったのだ
信じて待つよろこびを生きるチャンスを !

病気になったら、安心して祈ろう
天にむかって思いのすべてをぶちまけ、
どうか助けてくださいと必死にすがり、
深夜、ことばを失ってひざまずこう
このわたしを愛して生み、慈しんで育て、
いつか御自分のもとへ呼んでくださる方に
すべてをゆだねて手を合わせよう
またとないチャンスをもらったのだ
まことの親である神に出会えるチャンスを !
そしていつか、病気が治っても治らなくても
みんなみんな、流した涙の分だけ優しくなり
甘えとわがままをこえて自由になり
感動と感謝によって大きくなり
友達を増やして豊かになり
信じ続けて強くなり
祈りのうちに、神の子になるだろう
病気になったら、またとないチャンス到来
病のときは恵みのときだから !

(3)MAMORUKUN豆知識K

わが国で香が使われ始めたのは、飛鳥時代からだと言われています。香道が盛んになったのは鎌倉時代からだそうです。香道は香を嗅ぐのではなく香を聞く、鑑賞することです。香木に使われるものは、沈香と白檀です。正倉院に現存する蘭奢侍(らんじゃたい)は特に有名で、これは沈香の中でも特に香の優れたもので伽羅(きゃら)と呼ばれています。香道にもフィトンチッドの効用が巧に取り入れられていたのです。

心身症の療法に香が用いられており、聞香療法と呼ばれています。この療法によって、不安、緊張、不眠、神経過敏などの症状が改善することも分かってきました。香を道として究め、文化に昇華する日本人の感性に驚かされます。

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