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快適生活研究所情報 2006年09月号

弊社経営理念
信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)土用の丑の日

厳しい残暑が続いています。夏バテ解消と言えばやはりウナギですね。ところがウナギが本当に美味しいのは、「秋の下りウナギ」なのだそうです。夏の土用の丑の日にウナギを食べるという習慣が始まったのは江戸時代末期。平賀源内がウナギ屋さんに看板のコピーを頼まれたことによるという俗説があります。いずれにしろウナギ屋さんの営業戦略が見事にあたったということでしょうね。
日本は既に亜熱帯になってきていると龍谷大学の増田啓子教授。亜熱帯とは月平均気温20度以上の月が4ヶ月以上ある地域のことです。1971年から2000年まで九州から関東辺りまで37都府県が亜熱帯と呼べる地域だったのですが、2004年では東北の宮城、山形まで拡大して43都府県が亜熱帯になっているそうです。東京では亜熱帯の植物が育ったり、インコが野生化して繁殖したりしています。そういうことですから、私たちはこの暑さがずっと続くと考えて、これからの衣食住を考える必要がありますし、地球温暖化の防止に向けてもっと真剣に取り組まなければならないと思います。

(2)またしても、安全軽視

7月末埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学2年生の女の子が流れるプールの吸水口に吸い込まれて死亡しました。市、管理会社、その下請けも全てがずさんで、アルバイト学生に安全講習を受講させず、マニュアルも与えず、一番危険な吸水口のチェックを怠っていました。これを機に厚生労働省が全国の公営プールを調査したらほとんどのプールが安全管理について言えば同じような状況でした。

それにしても6月に入って太さ1.5〜2mmの針金を付け替えたそうですが、2ヶ月も経たない内に塩素で腐食し切断したとの報道には正直驚きを通り越してぞっとしました。私たちはそんなことを知らないでこのような塩素づけのプールに子供たちを入れて泳がせているのです。レジオネラ菌の発生を抑える方がより安全なのでしょうか。考えてしまいます。

(3)義理と人情とやせ我慢

八代将軍徳川吉宗の時代、町奉行大岡越前守忠相が整備した江戸火消しの組織が今も残る。NHK新日本紀行で紹介された神田5番副頭増岡道次郎さん。500メートル四方を受け持つ。バブル期15坪の家が数億で売れるのを断り神田に住み続ける。金が全ての現代にあって義理と人情を大切にする。「やせがまんをして貧乏しているよ。」とこともなげに話す。貧しくても神田に住み続ける人たちを家族のように思い世話役を勤める。町の頼れる相談役。神社の清掃。祭りを陰で支える。全て無報酬のボランティアである。清掃を終えた時、宴会を終えた時歌われる「木遣」。名人道次郎さんの声が響く。粋でいなせな本物の江戸っ子がまだここにいる。放送を見て大変感動し、そしてホッとした。

MAMORUKUN豆知識

8月からMAMORUKUN物語がスタートしています。是非ご覧下さい。
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