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快適生活研究所情報 2007年11月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)ルリュールおじさん 伊勢 英子 著

今伊勢さんの絵本が日仏両国で注目を浴びています。フランスで古書を蘇らせる製本職人で、全て手作業で仕上げる方がルリュールです。彼女がフランスのパリ6区で年老いた彼と出会い感銘を受けました。本の「いのち」をつなぐ職人の歳月を描いたのがこの絵本です。優しい絵の中に繊細な感性と思いやりがあふれています。

(2)アンネット・一恵・ストウルナートさん 東洋人で初めてオペラ座の団員に

先日NHK「わくわくラジオ」の私の本棚で彼女の著書「ウィーンわが夢の町」が紹介されました。彼女は1971年にウィーン国立歌劇場(オペラ座)で東洋人として初めて団員に採用された方です。向こうで結婚し、アカデミーに通って歌の練習に夢中になっていたところ、指導教官の熱心なお勧めで入団のオーディションを受けることになりました。東洋人の私が受かるはずがないと最初からあきらめていましたが、はからずも合格して入団が許されました。入団直後から人種差別による陰湿ないじめにあい、団員やスタッフ、守衛にいたるまで完全に無視され、口も聞いてもらえませんでした。舞台衣装もどれを着ていいのか教えてくれません。ですからいつも最後に残った衣装を着ていたそうです。初めて着るなじみのない舞台衣装ですからどう着ていいか分からないので訊ねても誰も教えてくれません。靴の中に腐ったトマトを入れられたこともありました。勿論食事はいつも一人ぼっちでした。

カラヤン指揮のオペラ公演の練習が始まった時の事です。その時彼女は妊娠していて、つわりがきつくお腹が空いて仕方ありませんでした。カラヤンさんは凝り性で舞台に並んだ屋台には全て本物の料理が並べられていました。彼女は我慢できずこっそり食べてしまいました。それを見ていたカラヤンさんから「ちょっとそこの人、食べている人」と指差された時、彼女は”あーこれで舞台を下ろされる”と覚悟したそうです。カラヤンさんは舞台に上がってきて彼女を見て「あっ」と叫んでこう話し掛けました。「あなたは何処の国の人ですか」と。彼女は正直に「私は日本人です。妊娠していて我慢できなくてつい食べてしまいました。ごめんなさい。」と答えました。するとカラヤンさんは「皆さんこの方は遠い国からやってきた方です。私も日本に何度も行ったことがありますからよく分かります。きっと一人で寂しい思いをされていることでしょう。皆さんどうか彼女を助けてあげて下さい」。彼女はその場にしゃがみこんで号泣したそうです。この一言で翌日から周りのいじめがなくなりました。

(3)MAMORUKUN豆知識 人生いろいろ、まもる君の色もいろいろ

リピーターさんから時々次のような問い合わせがあります。
「まもる君の色が今回いつもの色と違うんですが、大丈夫でしょうか。もしかして古いものではありませんか」

まもる君の色は白濁色、黄濁色、緑濁色、赤濁色といろいろです。何故かと言うと精油を抽出しているヒノキやヒバは一定の土地で生育したものを使用しているわけではなく、色々な土地、様々な条件で生育したものを使用しているからです。

育つ土地でヒノキチオールは色を変えます。この色の違いこそ天然物の証なのです。