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快適生活研究所情報 2011年5月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

東日本大震災により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。またお亡くなりになった多くの方々のご冥福をお祈りします。

(1)大慈大悲

このたびの東日本大震災をどう受け止めたらいいのか。また自分に何ができるのか。多くの方が逡巡されていることと思います。私も震災以来そのことが心から離れることはありませんでした。何をするにもこんな時期にこんなことをしていいのだろうかとためらい、前に進めませんでした。そんな時に愛読している月刊致知の中に私なりの答えを見つけることが出来ました。それはアカデミー賞作品「おくりびと」の原点となる「納棺夫日記」の作者青木新門さんと一度この情報で取り上げた「死ぬときに後悔すること25」の作者で緩和医療医大津秀一さんの対談記事の中にありました。戦時中青木さんはお父さんがシベリア戦線に行き、お母さんが発疹チフスで隔離され、妹さんと二人で旧満州の難民収容所にいました。当時青木さんは八歳、妹さんは三歳でした。朝目が覚めると傍で妹が死んでいました。大勢の死体を焼くために石炭が焚かれていて、その上に妹の死体をポンと置いてきたそうです。青木さん曰く、「八歳の少年では大人が悪いとか戦争が悪いなんてことは思いませんよ。ただ何の言葉にもならない悲しみみたいなものがパッとこみあげてきただけだった。でも大きな悲しみというのは、大きな優しさにつながっていると思うんです。それを仏教では「大慈大悲」といいますが・・・・・。(中略)ですから満州から帰ってきた時も、母が家を出ていった時も、私の経営していた店が倒産した時も、そのたびにその光が出てくるんです。そして仏教の世界に出合った時に、あ、あれは大悲だったんだ。大悲は大慈につながるんだと気づいたわけです。」 大震災に対して多くの国々が義援金を送ってくれましたが、ブータンやバングラディシュのような最貧国と言われる国からも義援金が届きました。多くの国民が支援に立ち上がっています。あるご老人が最近町を歩いていてこれまでになく親切にされたと話されていたのも印象的でした。人間が本来持っている人への優しさや思いやりを震災が取り戻してくれたのではないでしょうか。被災地から遠い所に住む私達は気持ちがあっても行って手伝ってあげられません。義援金も心ばかりしか出来ません。しかし誰でもできることがあると思います。2万8千人近い犠牲者のことを思い、生かされている自分の「いのち」を大切にして、今を精一杯生きることだと思います。そして家族始め周りの方々を思いやることではないでしょうか。復興に5年以上かかると思いますが、被災地の中学生がインタビューに答えて力強く語りました。「僕達が必ず復興させます。」

(2)まもるくん豆知識 HPが全面リニューアルされました

この4月18日にHPが全面リニューアルされました。初めての方に「解りやすく見やすく」をモットに構成されています。「まもるくん」は何なのか。主成分のヒノキチオールって何なのか。どんな時に使うのか。色々な場所での適切な使い方を掲載しています。使う方々のニーズに応えられる内容にしたいと考えました。一度ご覧下さい。