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快適生活研究所情報 2013年10月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1) 緒方 貞子さん 元国連難民高等弁務官

NHKスペシャル「戦争が終わらないこの世界で」を興味深く拝見しました。緒方さんが五・一五事件で有名な犬養毅さんの曾孫にあたられることを聞いてびっくり。すごいDNAです。そして彼女が最も影響を受けた方が聖心女子大学の学長さんで、「結婚することよりも、女性として自立すること。そのために勉強して知識を得ること。」を教えられました。卒業後お父さんの勧めもあってアメリカに留学され、大学院で政治学を学ばれます。日本は何故国力が桁外れに違うアメリカと戦争したのか、その疑問を解きたいと満州事変を通して研究されました。帰国後大学で教鞭を執られていた時に結婚されています。2人の子育て中に突然あの市川房江さんが訪ねて来られます。市川さんは彼女のその後の運命を変える方になりました。用件は国連に日本政府の職員として行って欲しいということでした。外交官であったお父さんが「先ず行くことを決めて、それから問題を解決すればいい」とアドバイスされ、ニューヨークへ。そしてついに国連難民救済組織のトップに着かれました。彼女が勤めた10年間「人間の命を救うこと」を最優先に考え行動されています。例えばイラクのクルド人の難民がトルコに押し寄せた時、彼らは難民ではないから助けることに無理があるという意見が多い中、救援することを決断されました。またアフリカのコンゴでも難民キャンプの中でさえも民族間の殺戮が繰り返されるに及んで、難民を守るため国連に軍の派遣を要請しました。ところが民族紛争にうんざりしていた各国が派遣を断ってきました。その時、ウガンダ政府にかけあって軍隊を出させ、訓練してその任務につかせました。このように前例がないことでも「人間の命を救うこと」を最優先し、その解決方法を考えて断行されました。「生きていれば次にチャンスがある」そして「全ての人に自宅で安全に暮せる権利がある」と述べられています。そして「リーダーは決断すること」だとおっしゃっていました。「人間はそれぞれ違う。喧嘩をする。戦争をする。そうしないためには「共存」すること。お互いを尊重すること。人間相身互いですよ。」とおっしゃっていました。高等弁務官の時一緒に働いた部下が「緒方さんは人を思いやることが出来る方」と話しておられました。人を思いやるとは違いを認め合い、その人を尊重することから生まれるのだと知りました。
 今日本は安倍政権の下で憲法を改正し、正式に自衛隊を軍隊と認め、集団的自衛権が発動できる方向に進んでいます。その中でこの番組は大変意義深いものだと感じました。
陸軍に引きずられて太平洋戦争に突入した日本。「無責任な」リーダーたちが国民を戦争へ引きずり込んだと緒方さん。この戦争でいわれもなく、とがもない310万人の貴い命が犠牲になりました。広島、長崎では34万人の一般市民が亡くなりました。今もその後遺症で苦しまれています。平和憲法を持つ日本こそ、緒方さんのおっしゃる「考えの違う人たちを尊重して」妥協点を見つけ出して共存する、その使命、役割があるように思うのですが。

(2)まもるくん豆知識 歯周病が心配な方にお勧めします

歯周病は「万病の元」だと言われています。日本人の50%以上の方が罹患しているそうです。糖尿病、心臓血管疾患、骨粗しょう症、肺炎、感染症心内膜症炎などを引き起こし、認知症の人は痴呆が進行すると言われています。私は予防に食後丁寧な歯磨きの後、「まもるくん」で口をすすぐことにしています。除菌力が高いのでコップ1杯に2滴程度でOKです。