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快適生活研究所情報 2013年11月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1) 浅田次郎著 「終わらざる夏」を読み終えて

1945年8月15日正午、天皇陛下の玉音放送が全国で流れました。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・」日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏したのです。ところがその3日後驚いたことに千島列島の先端にある占守島(シュムシュトウ)で、日ソ不可侵条約を一方的に破棄したソビエットが攻撃を始めたのです。本書の中で少年兵中村捨松が「止めて止まらぬ戦争と、終わってから仕掛けてくる戦争とでは、同じ戦争でも違うと思うのであります」と上官に述べるくだりがあります。何故こんなことを? 軍隊を知り尽くした大屋准尉が推量します。ソ連は米軍が武装解除で来着する前に、武力で広範囲を制圧したかったのではないか。そうです。アメリカにとってさほど意味がない千島も、ソ連にとっては戦略上の要衝です。ソ連は占領という既成事実を作っておくために攻撃を始めたのです。しかしソ連の思惑が外れ、この戦いで日本はソ連に勝利します。そして日本軍は自ら降伏し、勝利したことが仇になり兵隊達はシベリアに抑留されて行きます。私はこの小説でこの事実を初めて知りました。恐らくほとんどの方は知らないと思いますし、学校で教えられていないからです。北方領土の返還もその上で考えないといけないと思いました。この小説の中で戦争に巻き込まれた多くの人々の声を聞き、度々目頭が熱くなり涙が抑えられませんでした。
父親の召集を聞き母親の傍にいてあげなくてはと思いつめた少年と、母親が空襲で亡くなったことを知り片腕を失くして戦地から帰ってきた父親と幼い妹を助けたいと思いつめた少女が、集団疎開先から脱走し、100キロ以上も離れた故郷東京へ線路を辿って徒歩で向かいます。丁度玉音放送が流れる時軽井沢に至ります。そこで終戦前に服役を解かれ召集されたヤクザ萬助に出合い、二人は救われます。彼は二人を無事に東京まで送り届け、少年の母親に渡します。別れる前に彼が子供たちに話した言葉が印象的でした。「ぼうず。おまえ、日本が負けてくやしいか」・・・「はい。くやしいです」(ぼうずの)父母のように賢くはないけれど、今この場で教えておけることははっきりと言っておこうと萬助は思った。「負けて悔しいなんて気持ちはな、今日限りに忘れちまえ」「どうしてですか」「戦争に勝った負けたもねえからだよ。そんなものはお国の理屈で、人間には生き死にがあるだけだ。アメ公だって同じさ。勝ったところで親兄弟がくたばったんじゃ、嬉しくもなんともあるめえ。だから負けたところでくやしいはずはねえんだ」・・・「二度と戦争はするな。戦争に勝ちも負けもあるもんか。戦争するやつはみんなが負けだ。大人たちは勝手に戦争しちまったが、このざまをよく覚えておいて、おめえたちは二度と戦争をするんじゃねえぞ。一生戦争をしねえで畳の上で死ねるんなら、そのときが勝ちだ。じじいになってくたばるとき、本物の万歳をしろ」

(2)まもるくん豆知識 あるリピーターさんのお話に感銘

もう4年になりますが2ヶ月ごとに2Lを1本購入されているリピーターさんからお電話を頂きました。「まもるくん」を主にご主人の介護にお使い だそうです。お部屋や衣服の除菌、消臭など「まもるくん」で随分助かっているとお褒めの言葉を頂きました。「まもるくん」を使って以来風邪を引いたことがないそうです。最近は毎日うがいをされているそうで、毎年1本1本抜けていた歯がそれ以来止まったと喜んでおられました。親しい方に「まもるくん」をしつこいぐらい勧めるのですが誰一人信じてくれないのが残念ですと話を結ばれました。
このように「まもるくん」は使って初めてその良さが分かり、周りの方に勧めたくなる商品です。