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快適生活研究所情報 2014年9月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)日本を蘇らせる 徒弟制度で最高の家具職人を養成する秋山利輝氏に感動

秋山木工は日本一の特注専門の家具メーカーである。宮内庁御用達、外資系高級ホテルの客室家具や大手百貨店売り場の家具の半数を製作している。丁稚見習い1年、丁稚4年、職人3年制を取り、8年経つと社員は自動的に退職することになる。丁稚までの5年間は男女共に丸刈り、休みは盆暮10日しかない。携帯電話も恋愛も家族に連絡することも禁止され六畳一間の寮で共同自炊生活。朝から晩まで社長や先輩に「馬鹿野郎」と怒鳴られながら、職人の修行を積む。昨年の技能オリンピックで金銀銅を総なめしても社長は社員を褒めることはない。「次の目標はどうするんだ。馬鹿野郎」と。何故メダルを取ったような職人を辞めさせるのか。社長曰く「自分の子分をつくるために職人を育てている訳ではない。落ちぶれていく日本を蘇らせるには物づくりしかない。だからうちにいる8年間に彼らに人間力を備えた一流の職人として一家を構えられるように全力でサポートしている。」そんな会社に行くような学生がいるわけがないと誰しも思うが、何と入門希望者は後を絶たない。社長曰く「たった5年の丁稚生活でその後50年も使える技術が身につく。それも日本一の職人だと周囲から評価される。丁稚は先輩の手伝いが終わった後、夜に自由時間を削って自分の技を磨く。礼儀作法も徹底して仕込まれる。少しぐらい我慢できずに一流なんかになれるかと僕は言いたい」周囲からは若い子に携帯電話も恋愛も禁止して男女問わず坊主頭にするのは可哀想だと言われるが、余計なことを全て省いて隔離された世界で仕事にエネルギーを一点に集中させることで、ビッグバンを起させるのです。」社長はどんな基準で採用するのかという問の答が実にふるっている。「人間が明るくてパーということです。丁稚見習いのうちは朝4時半に起きて夜10時まで仕事をする。しかも休みは盆暮しかない。立派な大学を出て丁稚見習いになった子なんか友達から「あんた、ちょっとおかしくなったんじゃない?」と必ず言われます。それでもやってくるわけだから、相当おかしいですよ。……余計なことを何も考えないで「すべて親方に任せます」と自分を投げ捨てるぐらいの覚悟が必要で、明るくパーというのはそういうことなんです」秋山氏は中学まで通信簿はオール1だったが、小中9年間でただ一人皆勤賞だった。この道に入ったきっかけは村で一番手先が器用だったこと。中学を出ると大阪の家具職人に弟子入り。そして3年半経った時、職人の道を諦めかけ親方の前で大泣き。そこでもう一踏ん張りしようと腹を決めたら不思議なことが起こり、半年の間に腕がめきめきと上達。それは自分がアホだということを発見しプライドを捨て去ったからで、それから何でも兄弟子に教えを請うた。月100万稼ぐ職人になったにも関わらず、ここにいたら親方を越えられないと次の職場に移った。その会社を立て直した後秋山木工を創業。「僕は職人の腕だけでなく人間的に優れた人を育てたい。」そして日本人が失った人間力や家庭の秩序、絆を取り戻すための一助にと一年365日休むことなく、頑張っておられます。武士のような凛とした凄い方がいました。

(2)まもるくん豆知識 害虫忌避に抜群の効果

今年の地元花火大会は40分(いつも30分)。例年通り「まもるくん」を腕や足に噴霧し摺り込み外出。蚊に全く刺されないで、花火を楽しめました。10分記録を更新しました。