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快適生活研究所情報 2017年1月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

(1)ホロコーストに立ち向かった3人の日本人

イスラエルのユダヤ民族基金という団体の施設に、ユダヤ人国家建設に大きく貢献した人が掲載された「ゴールデンブック」が永久保存されています。モーゼも載っています。その中に何と4人もの日本人が掲載されています。お一人は皆さんよくご存知の杉原千畝氏。彼は第二次世界大戦の時、リトアニアのカウナス領事館にいました。彼はナチスドイツに迫害され欧州各地から逃れてきた難民達に同情し、本国外務省の指示に従わないで大量のビザを彼らに発給し、およそ6千人にのぼる難民を救いました。
 そして樋口季一郎(陸軍中将)氏。同じく第二次世界大戦の頃、迫害を受けて欧州からシベリア鉄道でソ連を経由し、日本の支配下にある満州国に入り、米国に向かおうとする数千人のユダヤ人たちに対して満州国は入国を拒否していました。そんな折、樋口氏の元に極東ユダヤ協会会長が訪ねてきて、満州国へ入国するビザを発給してほしいと頼んできました。彼は一軍人であり、何も権限がありません。ドイツは同盟国であり、国策に反することに苦悩されましたが、かつて彼がロシアに赴任した時に差別なく親しく接してくれたユダヤ人のことを思い出し、その恩に報いようと、ビザの発給を満州国に働きかけました。彼はビザ発給だけではなく難民救済用の列車まで手配されています。このことを知ったドイツは激怒し日本政府に抗議し、彼の処分を要求してきましたが、樋口の上司はこの人道的な行為を正しいと判断し、彼を守りました。戦後ソ連は彼を戦犯に指名し、身柄を引渡し、シベリアに流刑するように要求してきましたが、なぜか連合国最高司令官のD・マッカーサーは断固拒否し、樋口を守るように指示しました。その理由が分かったのは5年後でした。アインシュタイン博士が来日し、そのパーティーに来賓として招かれた樋口は、ニューヨークに総本部を置く世界ユダヤ協会の幾人かの幹部が、彼が救った難民達だったのです。満州でのユダヤ人救出の恩返しをしてくれたのでした。
 そしてもう一人は安江仙弘(陸軍大佐)氏です。彼も在満ユダヤ人の保護に尽力し、「偉大なる人道主義者」としてゴールデンブックに名前が刻まれています。彼は大連でソ連軍に逮捕され、1950年にハバロフスク捕虜収容所で病死しています。彼は「日本をこのようにしたのは我々年配者の責任だ。俺はその責任を取る。逃げも隠れもしない」と言い残しました。残念ですが樋口氏のように救い出されませんでした。
 民族紛争が多発し、シリア難民が欧州各国の政治に大きな影響を及ぼし、世界がテロの脅威に脅かされ、保護主義に向かおうとしている昨今、彼らの働きに思いをいたし、命がけで人道主義を貫いた彼らに学びたいと思います。

(2)まもるくん豆知識 感染症が猛威をふるう

 インフルエンザやノロウイルスなど感染症が全国的に大流行しています。12月14日現在インフルエンザについては全国で12都府県が注意レベルを超えています。以前にも書きましたが、かかる前の予防が肝心です。
 「まもるくん」を集中的に噴霧すれば蔓延を防ぐことが出来ます。データはHP「ヒノキチオールだから」をご覧下さい。また実例は弊社情報に掲載しています。(2015年12月号)ご覧下さい。
 本年も宜しくお願い申し上げます。