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快適生活研究所情報 2017年3月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)東日本大震災から6年 ベトナム中の人たちに感動を与えた少年

日本人と同じように人情味のあるベトナムの人たちが皆さん涙したお話をご紹介します。
日本に帰化し警察官として働いていたミンタンさんが東日本大震災で経験したお話しです。彼が派遣されたのは福島第一原発から25キロ離れたある被災地でした。被災と原発事故の最も過酷な状況の中での治安確保の仕事でした。驚いたことに治安は安定しており、見回り活動も機能していました。彼は被害者の埋葬と食料分配の手伝いをしていました。被害者と向き合った初日こそ涙していましたが、余りに酷い惨状に泣くことさえ忘れ、ただ呆然と仕事をこなす毎日でした。そして忘れもしない3月16日の夜、被災者に食料を配る手伝いをするために訪れた避難所となっている学校でのことです。そこで9歳の男の子と出会いました。その日は寒い日で、それなのに男の子は短パンにTシャツ姿のままで、列の最後尾に並んでいました。この少年に食料が渡るかどうか心配になり、少年に声を掛けました。あの日少年が津波に遭ったのは学校の体育の時間でした。近くで仕事をしていた父親が駆けつけようとしてくれました。しかし少年の口からは想像を絶する悲しい出来事が語られました。「お父さんが車ごと津波にのまれるのを学校の窓から見たんだ。海岸に近い自宅にいたお母さんや妹、弟も助かっていないと思う」。家族の話をする少年は不安を振り払うかのように顔を振り、にじむ涙をぬぐいながら声を震わせました。悔しさと心細さと寒さで……。彼は自分が着ていた警察コートを脱いで、少年の体にそっと掛けました。そして少しでも勇気づけられたらと思い、持っていた食料パックを少年に手渡しました。遠慮なく喜んで食べてくれるだろうと思っていた彼が目にしたのは、受け取った食料パックを配給用の箱に置きに行った少年の姿でした。唖然とした彼の眼差しを見つめ返して少年はこう言いました。「他の沢山の人が僕よりもお腹が空いているだろうから。あそこに置いておけば公平に配ってもらえるから」。警察官の彼は少年から顔をそらしました。忘れかけていた熱いものがこみ上げてきたからです。少年に涙を見られないように。「それにしても僕は曲りなりに大学を出て警察官として働いてきた。髪にも白いものが目立つようになるほど人生を歩んできた自分が恥ずかしくなる。人としての道をまさかこんな小さな少年に教えられるとは思いもよらなかった。僅か9歳の少年、しかも両親はじめ行方不明で心細いであろう一人の少年が、困難に耐え、他人を思いやれる。少年の時から他人のために自分を犠牲にできる日本人は偉大な民族であり、必ずや強く再生するに違いない」。この体験を自分の胸にだけしまっておくには余りにも勿体ないと思い、彼はベトナムの友人にこの話を打ち明けました。友人は感動し、祖国の新聞記者にこの話を伝えたのです。
大震災から早や6年が経ちます。そんな今、この話に出会い、感動し、震災を再び思い出し、お亡くなりになった被災者のために祈り、被災者の分まで一生懸命に生きようと思いました。

(2)まもるくん豆知識 インフルエンザの猛威が続いています

今年の流行は異常です。警戒レベルをはるかに超えて、まだ収まる気配がありません。病院でも入院患者に家族との面会を控えさせているところも出ています。寂しいでしょうが仕方ありません。先般千葉に住む妹から電話があり、インフルエンザにかかった長男が帰った後で、「まもるくん」を家中に噴霧したら、うつされなくて。お兄さんに話しておこうと思ってと言ってきました。このように「まもるくん」を集中的に噴霧すれば蔓延をほぼ防ぐことが出来ます。データはHP「ヒノキチオールだから」をご覧下さい。